プリンターバッファ

07 16, 2011
PB1.jpg
1980年代、パソコンのプリンターと言えばEPSONのドットプリンターMP-80でした。
大量にプリントしたら最後、1-2時間はパソコンがプリンターにかかり切りになって、一切使えません。
そこで、プリンターバッファなる装置が開発されました。この装置をパソコンとプリンターの間に入れると、パソコンから出力された印字データは高速で蓄えられ、結果として短時間でパソコンが解放されたのです。
学生気分の抜けないN君と一緒に、MP-80に内蔵出来るプリンターバッファの開発を始めました。
その時製作したプロトタイプの写真です。Z80CPU+8255I/O、簡単に言うと小型のZ80マシンです。
小型プリンターに内蔵する為、色々と苦労しました。
内蔵する為の基板設計、プリンターのプロトコル調査、ノイズの除去など今でも蘇ります。
開発に成功して使用してみるとあまりにも便利な装置なので、これで商売してみようという事になりました。
ところが色々と基板を試作している最中(1982年)に、メルコという会社がMP-80内蔵型プリンターバッファ「PB-32」を売り出したのです。この時はショックでした。
Z80で設計していた私たちは基板の集積度を上げられず、写真のように二階建てにしか出来なかったのに対し、彼らの製品は本当に良く考えられて1枚の基板に美しく収まっていました。
64kbitのメモリを採用したり、1チップCPUを採用して、部品点数が圧倒的に少なかったのです。
アマチュアとプロの差を思い知らされた瞬間でした。
着眼点は良かったのです。メルコのプリンタバッファが超ベストセラーになりましたから。
あの当時、あのまま開発を続けていたら、俺たちは今のバッファローになっていただろうか・・・・なんてね。
思い出話しに楽しい夜は更けて行くのです。
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